Q:ある居酒屋チェーンに加盟していたが、体調が悪くフランチャイズ契約の満了を以って廃業した。半年ほど療養を重ね体調も戻ってきたため元の物件とは数百メートル離れた別の物件で居酒屋を開業したところ加盟していたチェーン本部から違約金の請求と営業をやめるようにとの通知が来た。店名も看板もメニューもオリジナルであり元のチェーンとは完全に異なる業態で運営しているつもりである。どうすれば良いのか。

A:フランチャイズ契約には必ず競業避止(競業禁止)の条項があります。これは加盟時並びに加盟契約終了後一定期間は同様の事業を行ってはならないことを意味します。本部(フランチャイザー)からの視点からは、まずノウハウの漏えいを防ぐためと加盟している既存のフランチャイジーとの不要な競業を回避するために必要なこととなります。一方元加盟者(フランチャイジー)の視点からは営業の自由を妨げられることになります。一般的には競業避止は認められますが、営業内容、期間、地域を余りにも範囲を拡げて縛ってしまうと認められないケースも出てきます。従って契約の満了等で円満に解約となった場合でも改めて競業避止(通常はFC契約にある範囲)の条項を盛り込んだ合意解約書を取り結びお互いに確認し元加盟者に遵守させることが必要です。