創業者より ごあいさつを
申し上げます。

私は40数年にわたって、フランチャイズ・ビジネスの実務と調査、分析、研究活動並びにコンサルティング活動に携わってきました。

この間、日本のフランチャイズ・ビジネスは目覚ましい発展を続け、生活者に定着した便利な社会的機能として、日々の生活になくてはならない存在となり、国民の社会インフラとして、ファストフードを中心とした外食産業やコンビニエンスストアに代表される小売業のみならず、あらゆるサービス業の分野にまで幅広く浸透しました。フランチャイズ・チェーン本部数は1,282社、店舗数は249,316店、売上規模は何と26兆9,880億円となり、大きなビジネスに成長しました。

これらは、フランチャイズ・ビジネスが新しい市場を開拓し、顧客の創造を行い、消費を刺激し、設備投資や技術革新を生み出し、雇用を創出するなど、優れたビジネス・システムであることが社会に認知された証左といえます。

近年、フランチャイズ・ビジネスに関心を持たれる方が増えています。加盟を希望される方の「どうしたら加盟できるか」「どのようなチェーンがフランチャイズ・チェーンなのか」「どこに加盟したらよいか」など、様々な相談が私の元にも数多く届きます。

また、フランチャイズ・チェーンの本部を始めたいが、どうしたら本部の構築ができるか、従業員の社内独立制度の仕組みを作りたいが、どうしたらのれん分け制度の構築ができるか、といったお問合せも多数あります。

しかし、わが国においてはフランチャイズ・ビジネスに精通した適切なコンサルタントやコンサルタント会社が市場規模が大きい割には非常に少ないのが現状です。また、最近はフランチャイズ・チェーン本部を志向する方々が、問題を起こしている実例がかなり見受けられ、そしてそのトラブル比率は非常に高く、高い志を持ってフランチャイズ・ビジネスのチェーン本部を経営している比率は40%以下であります。例えて言えば1,2店舗の直営店を成功させたので、今度はフランチャイズ・チェーン展開を始めようと、どこかのフランチャイズ加盟契約書を手に入れ、勝手にまねる人がいます。フランチャイズ・チェーン本部が構築できたと勘違いし、安易に加盟店を募集して、トラブルになるのです。

こうした現状を鑑み、フランチャイズ・ビジネスについての基本的な情報や正確な知識並びに法的対応策等々を提供し、フランチャイズ・ビジネス業界の正しい発展成長に貢献することを目的として当社は27年前にフランチャイズに特化したコンサルタント会社としてスタートさせていただきました。

 

代表取締役社長
内川 昭比古

 

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