Case3.台湾の最大手コンビニチェーン

1990年代、台湾セブン=イレブンは500店の壁を超えることができず停滞していました。台湾の本部はアメリカのサウスランド社と契約していたため、成功していた日本のセブン=イレブンに協力を仰ぐことはできませんでした。結果、日本のJETROを通じ、弊社が手掛ける案件となりました。

現地に赴いた弊社社長の内川は、不振原因の追究を最優先に実行。そこから改善に乗り出しました。問屋のネットワークが存在しなかった台湾において、日本と同様の物流インフラを構築するところから開始。おにぎりの取り扱いを始めるなど商品構成も刷新しました。また、出店立地・部兼評価基準を台湾市場にあわせて再構築し、日本で使用しているITシステムを導入しました。

当初、1年間の約束で始めたコンサルティングは、延長依頼を受け最終的に8年間実施。その間に、店舗数は3,000店にまで拡大しました。同社はその後も成長を続け現在は約5,400店、台湾の面積が日本の九州と同じぐらいであることを考えると、驚異的な店舗数です。台湾のコンビニエンスストア・チェーンの中で最大の店舗数を誇っています。

尚、その後も、経済産業省、JETRO、そしてAOTS(一般財団法人海外産業人材育成協会)からご依頼を頂き、世界25か国にわたり、日本の小売、外食、サービス業の海外進出をサポート。世界中の国々の現地チェーンビジネスの発展に貢献しています。

ちなみに、これから海外進出をお考えになるのであれば、ASEAN諸国以上に、中欧・東欧、そして中南米諸国がオススメです!